ビジネスブログの方に書こうとしたがこっちに書く。
確かにIT業界でもコンテンツ系で強い所は有るが、理念が無いので世界で戦うには頭打ち。
まあ其れはいいとして、箸にも棒にも掛からないゴミの様なコンテンツを量産して「一体何で稼いでるんだ?」と首を傾げられ乍ら理念のりの字も無いIT下請け紐付土方企業が時代の風雲児としてもてはやされなくなって久しいが、諸悪の根源は日本独特の“アイデアに価値無し”という思想からなる。
こんな体質が紛い也にも許されたのは戦後焼け野原の時代ぐらいだ。
所が言わば台湾みたいな体質を本丸として今現在も尚も企業活動に勤しんでいる。
尤も日本でのインターネット黎明期というミクロな視点に於いても其れは致し方無いとは多少は思っていたが、もうそろそろいいだろというのが正直な所。
結局、日本人は行動力があまり無い故の裏返しとして「絵に描いた餅じゃダメだ」と戒められて来た。
しかしだからと言ってアイデアを軽視し或は盗んでいい理由にはならない。
価値の分からない人に価値を説くのは不毛だが、敢えて説く糸口とするなら市場が存在するか否かだろう。
市場がなければ競争も無い共産主義的体質となる。
其の一方でコンテンツ(サイト)売買の促進やユーザはカネを出して利用すべきと声高に叫ぶ。
もし此れが、パクったアイデアを元に出来た物なら、入りは只で出は有料というソフトウエアであれば尚更見極め易く「只で手に入れたもんを売り付けるのか!」と2ちゃんでフルボッコにされるだろう。
つまり自ら市場を潰し土方を好んでやっている事になる。
アイデアを軽視する者の所にアイデアが集まる筈も無い、其れが商売目的なら尚更だ。
誰だってディスられたりパクられる事を快くは思わない。
此れはアイデアに限った事ではなく何の価値にせよ言える事だ。
価値の分からない人は価値を踏みにじっている事も分からない。
価値を見出せない所でマーケットは育たない。
抑もアイデアは一定量集め熟成し醗酵させ燃焼爆発させる必要が有る。
其れを広く集めようとする側が「アイデアになんて価値はねーよwだから本当に有るんなら隠さず勿体振らずにドンドン出してね^^」と公言したら「はあ?お前等にとっての価値とは目先でシェアするカネでしかないのか、だったらテメーだけで何とかしろよ」となるのは必然。
こういう警察の「何も悪い事していないなら隠さず全部見せろ」的な体質は、公務員の様な市場競争の無い守られた共同体組織で普通に罷り通ってる世間という外界との間に見られる非常に分かり易い大きなギャプである。
だからいつ迄経ってもインフラ公共工事頼みの土建屋の様にヒモはヒモの侭、頭を取られた侭管理され続ける。
日本人の得意とする息の詰まる様な細かな改善策は集まっても、頭一つ上に抜ける様な革新的アイデアは寄って来ない。
コツコツ稼いで大きく損する日銭価値観の超近視眼で理念無き順算思考という職人体質の典型。
“時は金なり”と時間にシビアで労働力を金で買って時間短縮という知恵は有っても、知恵や閃きを金で買って時間短縮という発想は無い。
目に見える結果が全てという彼等にとって、アイデアは結果という利益でも形を持つ物質でもない故に価値は無いと見切る。
だから彼等の云う経済リソースたる「人、物、金」の人とは労働力を金に転換する程度の知恵に過ぎず、又其の三者の範疇に於けるループでしかない。
彼等には文化という観点が無い。
其処が日本の老舗商社と違う決定的に欠けている点で、ITのくせに情報の扱いに疎く、情報をバラ撒く金銭価値の側面でしか見られない未熟さである。
もし此れが同人誌の様な末端の層であったなら、必要不可欠な醗酵すべき肥やしであって目くじらを立てる様な話ではない。
然しそうではない。
所謂コンテンツメジャーが公然とアイデア其の物に価値は無いと言い放つ。
裏を返せば業界自体が未成熟で其処迄達していないという事なのだろう。
Googleが情報其の物の価値よりバラ撒くインフラにこそ価値があるみたいな思想を持ってるからといって、日本企業が右へ倣えで同調する必要は無い。
殊アメリカの場合は多様性があって一様ではない所が国家単位としても保険となっている。
権利社会のアメリカにとってGoogleの存在こそがマイノリティであり、其れがIT業界でメジャーと化したからこそ風雲児としてもてはやされているのだ。
だから日本の様に権利社会と真逆を行くアイデアに価値を見出さない社会では、Googleは其れを正当化する為の安直な道でしかない。
NDA(機密保持契約)を一つとってもそうだ。
日本ではアイデア等の漏洩どうこうではなく、アイデアがうっかり出てしまった場合の価値の無効化、即ちアイデアを主張させない為の口封じに念頭を置いている。
発明も特許か実用化か、或はノーベル賞でも仮説理論か証明かといったどちらに重きを置くかというのはよくある話だが、然しだからと言ってどちらか一方に価値が無いなんて話には決してならない。
2009/09/21
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