2006/03/23

交響詩篇エウレカセブンと世界情勢2

 いよいよ最終回に向け、慌ただしくなって参りました。
 ジャパニメーションお約束の儀式『精神世界没入』です。

『第47話アクペリエンス4』より

レントン「みんなが・・居ない」
ダイアン「心配しなくても大丈夫、みんな無事よ」
レントン「でも・・」
ダイアン「安心なさい、此処はエウレカの本当の家なんだから」
レントン「此の図書館が?」
ダイアン「図書館の形にして見せてるのは、レントンにスカブの考え方をわかり易く伝え流為、あなた達は辿り着いたのよ、スカブコーラルの中心、指令クラスタの元に」
レントン「あっ」



レントン「お姉ちゃん」
ダイアン「なぁに?」
レントン「此処、スカブコーラルの、中心なんだよね」
ダイアン「ええ」
レントン「お姉ちゃん、何で此処に居るの?」
レントン「此の図書館が本物じゃなくって、スカブが、映像にして見せてるんだとしたら、お姉ちゃんは、何?・・お姉ちゃん、スカブコーラルなの?」
ダイアン「レントンは今此処に居て、自分がスカブコーラルだと思える?」
レントン「あっ、其れは・・」
ダイアン「私も同じ。お父さんの研究を引き継いで、スカブコーラルの事を調べていくうちに、気が付いたら此処で色んな人達と話していた。地上ではわからなかった事が、此処だと全て繋がり、簡単に理解出来た。トラパーの事、コンパク・ドライブの事、此の星の事、宇宙の事、人間の事・・そして、スカブコーラルの事。」
レントン「ぁあ・・」
ダイアン「此処では、個人の持つ全ての情報が共有されるの。だから、嘘というものが存在しない。死んでも不幸だと考える者は一人も居ないわ。みんな、自分の意思で此処に止まっている」
レントン「でも、お姉ちゃんや此処に居る人達が、人間なんだとしたら・・スカブコーラルって、何?」
ダイアン「スカブコーラルは生き物よ」
レントン「生き物?」
ダイアン「そう、私たちのお父さん、アドロック・サーストンが唱えた説は、真実だったの」
レントン「んっはっ」
ダイアン「此処が地球だという事は知ってるよね?」
レントン「(頷く)」
ダイアン「一万年前、スカブコーラルは初めて地球に触れた・・・彼等の源となったものが、人工的に創り出された物なのか、其れとも、自然発生した物なのか、スカブコーラルにもわからない。ただ、彼等が意識を有した時、彼等は海の中に居た。彼等は海に生きる様々な生命を取り込み、融合していった」
レントン「融合って?」
ダイアン「一つになるという事。スカブコーラルが知る唯一のコミニュケーション手段。始まりは小さかった。けれど時を忘れ、対話を繰り返すうちに、彼等は地球上のどんな生命体よりも巨大なものになっていた。人間はスカブコーラルを恐れた。しかし、誕生したばかりのスカブコーラルにとって、其れは全く驚異と映らなかった。寧ろ、彼等は彼等の方法で、積極的にコミュニケーションを図った。スカブが積極的になれば成る程、人間は彼等を恐れた。そして、人間は地球を去った。其れが一万年前の話。」
レントン「あっ・・」
ダイアン「人間が去ってから、スカブコーラルは、地球上のあらゆる生命と融合して、一つになった。そして、地球と同じ大きさになって、スカブコーラルは初めて気が付いた。自分達の回りに誰も居ない事を・・・」
レントン「ぁっ・・」
ダイアン「融合する事も叶わず、ましてや、誰からも呼び掛けられる事も無い、何十年も、何百年も、何千年もの間、ずっと・・宇宙空間はスカブコーラルに、自分以外に存在する何かが、如何に大切であるかを教えた」
レントン「人間が此の星に帰って来たのは、其の後なんだね」
ダイアン「そう、スカブコーラルにとって、とっても嬉しかった事」
レントン「嬉しかったの?」
ダイアン「ええ」
レントン「そんなに・・寂しかったの?」
ダイアン「スカブコーラルにとって人間は、対話の可能性を示した、唯一の知的生命体だったから・・・だから、人間が帰って来た時、スカブコーラルはとても慎重になったわ。人間にとって、スカブコーラルが脅威である事は、既に理解していたしね。対話したい、出来る事なら共に生きる道を歩みたい。でも融合する以外に、自分の意思すらうまく伝える事が出来ない。人間と共生するにはどうすればいいのか。抑も、人間と共生する事は可能なのか。其の問いを携え送り出されたのが、サクヤであり、エウレカだったの」
レントン「スカブコーラルが、どんな事考えていたのか、少しわかった気がする。勿論、ほんとに全部を理解しているわけじゃない事もわかってる。でもね、でも今は、そんな事も理解した上で、此処に居る」
ダイアン「ええ」
レントン「スカブが、答えを出せない問題を抱えてるのはわかる。其れは人間も同じだよ。だったらぁ一緒に考えようよ。人間とスカブコーラル、両方が一緒に、俺、其の為だったら、どんな事でもするよ。だって俺、コーラリアンの女の子、好きに成っちゃったんだもん。。ん?お姉ちゃん?」
ダイアン「スカブコーラルは、勿論レントンの提案は否定しない。寧ろ其れを望んでいるわ。でもね・・」
レントン「何だよ、ハッキリ言ってよ」
ダイアン「間もなく此処が攻撃される」
レントン「ぇえ?!」
ダイアン「くだんの限界が起こる」
レントン「ぇええ?!」



レントン「ちょっと待ってよ・・くだんの限界が起こるって、どういう事?」
ダイアン「スカブコーラルの大半は、今眠りについているの、くだんの限界を引き起こさない為に・・でも、指令クラスタが破壊される事で、地球上の全スカブコーラルが、一斉に目覚めてしまうの」
レントン「どうなるの?スカブが目覚めて、くだんの限界が起こったら・・」
ダイアン「宇宙が、裂ける」
レントン「あっはっ、宇宙って・・裂けたらどうなるの?」
ダイアン「何もかも呑み込まれてしまうわ」
レントン「其れは、地球も?」
ダイアン「えぇ」
レントン「そんなあ!」
ダイアン「でも、助かる方法がある」
レントン「ぇえ?!」
ダイアン「指令クラスタが破壊される前に、スカブコーラルと人間が融合するのよ」
レントン「スカブと融合?」
ダイアン「そう、スカブコーラルと融合する事で、人間は意識だけの存在として存続する事が出来る」
レントン「今の・・お姉ちゃんみたいに?」
ダイアン「其れしか方法が無いのよ」
レントン「でも、くだんの限界が起こるって・・」
ダイアン「三千年前、スカブコーラルは一度くだんの限界を経験している。其の時は、強制的に眠りに着く事で、減少を回避したけど・・後に、宇宙の裂け目の向こうには、別の宇宙が存在する事がわかった。もう時間が無いわ、指令クラスタが破壊されれば、世界中でくだんの限界が引き起こされてしまう。そうしたら人間を、此の星に生きる全ての存在を助けられなくなってしまう。。」
レントン「ぁっ、はっ、ん、」



 此処が地球だった
  →映画『猿の惑星』

 スカブコーラルの研究をしていくうち同化した軍職員の姉ダイアン
  →三国志や儒学を学ぶうちチャイナスクールになった官僚や政治家

 くだんの限界
  →中国の人口爆発に伴う内乱

 3,000年前のくだんの限界
  →30年前(1976年)の天安門事件

 スカブと人間の融合
  →中国の日本併合、東アジア共同体

 指令クラスタ
  →中国大陸史が歩んで来た生きた歴史原本

 資本主義を取り入れながら、自己矛盾を抱える共産党。
 此のまま行くと、巨大な人口を抱える大陸で、民主主義の暴動が起こりかねない。
 だから共産党の存在意義を保身すべく、歴史修正主義の名の下、中国大陸が数千年にもわたって歩んで来た記録、大陸史其の物を中共の唱える所謂「中華思想」で何もかも破壊しようとしている。
 此等を「共産党脅威論」と呼ぶとか呼ばないとか。


【関連記事】
 交響詩篇エウレカセブンと世界情勢

Posted by Virtue at 16:05 | 静岡 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画/アニメーション
この記事へのコメント
まず最初に思ったのは、

ダイアン「此処では、個人の持つ全ての情報が共有されるの。
だから、嘘というものが存在しない。死んでも不幸だと考える者は一人も居ないわ。
みんな、自分の意思で此処に止まっている

なんだよこのラグナレクの接続は(笑
一番笑いました。
次に、コーラリアンはユダヤとか在日とかの非差別階層だともとれます。
最初は小さかったのですが、後にでかくなり、先住人に恐怖を仰がれ排他され、
くだんの限界=戦争になると。
それを避けるには融合とは、共存共栄ということでしょう。
戦争は愚かです、ゆってることは間違いではありませんが・・・ただ・・・。
Posted by 通りすがりの反竹田 at 2008/09/25 07:32
しかしながら、精神的な部分がエキゾチックなだけに
こうした陳腐なメッセージを盛り込んでいて残念です。
こうした作品スタイルが、竹田の中から消えることは無く
こりもせず同じような作品を作りつづける執念は
ただの非戦プロパガンダ工作に他なりません
Posted by 通りすがりの反竹田 at 2008/09/25 07:35
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