2006/06/07

誤った前提に基づいて論理展開する人について

http://blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo/2006/06/post_abd4.html
2006年06月06日
論理がわかってない人々について

今朝のテレビ番組で、村上「容疑者」が会見でした「金儲けをして高額な税金を払っていることが、そんなに悪いことなのか?」という趣旨の発言に対して、某アナウンサーが「高額な税金を払っているから尊敬しろというのなら、専業主婦の人に失礼ではないか?」と突っ込んでいました。あのー、村上氏は、「税金を払っているから尊敬しろ」と言っているのであって、「税金を払ってない人を尊敬するな」と言っているのではないですよ。A→Bだからと言って、not A→ not Bが成り立つとは限りません(村上氏の言い方が税金を払ってない人を小馬鹿にしているように聞こえたと言って非難するならわかりますが)

なんかこういう一見正しいように見えて論理的に破綻している意見というのは結構注意が必要だと思います。以前のエントリーでも、


猪口大臣が海外諸国の出生率と女性の社会進出の相関関係のグラフを見せて「女性の社会進出が進めば少子化問題も改善する」と述べて、榊原英資に「統計的な相関関係と因果関係は別の話」とか突っ込まれてました。

と書きました。正確に言えば、因果関係があれば相関関係が生じるのは当然として、相関関係があるから因果関係があるとは限らないということです。仮にゴルフのスコアと海外旅行の回数に相関関係があるとしましょう。では、海外旅行に行けば、自動的にゴルフがうまくなるかと言えばそんなことはないわけです。こういう風に考えてみればすぐわかることです。猪口大臣は、榊原氏の指摘の意味すら理解できてないようでしたが。結構社会的地位の高い人の中にも論理学の基本(「逆は必ずしも真ならず」とか「必要条件と十分条件の違い」とか)がわかってない人がいて困ってしまうことがあります。これもひとつのxxxの壁と言えるのかもしれません。

 アナウンサやキャスタの妄想先走りなあの手の発言は、「強気に先走れば誰も突っ込まないだろう」という見切り発射的な、卑怯が体に染み着いた偏向テクニックであって、突っ込むべきは其の報道姿勢や態度にあり、論理云々以前の問題だ。

 だいたい、村上が「税金を払っているから尊敬しろ」なんて言っていたか?
 「金儲けをして高額な税金を払っていることが、そんなに悪いことなのか?」が趣旨なら、其れに見合った発言を書くべきであって、其れが無い以上、既に論理が破綻している。

 抑も村上の違法性を理解していない馬鹿アナが、取り敢えず何か言わないとと「税金」というワードに噛み付いたという、其の程度の稚拙な取っ掛かりに、此の著者は自身の持論を展開したが為に、其のまま便乗してしまったという流れ。
 要は「尊敬しろ」云々は馬鹿アナが勝手に受けた印象程度の話だったのに、著者が擁護してしまったとw

 即ち今回の馬鹿アナの偏向手法は、一段ではなく二段構成になっていて、著者は二段目の偏向に気付いたが、前提となる一段目の偏向に気付かず素通りし、其の誤った前提に則って論理とやらの持論を展開してしまったわけだ。

 少なくとも、自分の記憶でも尊敬なんか求めていた様子は無かったし、其の趣旨は、違法性を認めながら「悪意は無かった、日本の為にやった、残念、悔しい」といったプラス・イメージへのすり替えと、「めちゃめちゃ儲けたから妬みを買った」というおかと違いな被害者意識と、「金儲けをした分、ちゃんと税金だって払ってるだろ、何処が悪いんだ」という逆ギレに過ぎない。

 其れを一々馬鹿アナウンサを引き合いに出して「A→B not A→not B」ってアホかw
 更に「村上氏の言い方が税金を払ってない人を小馬鹿にしているように聞こえたと言って非難するならわかりますが」と但し書き。

 おいおい、今更論理の帳消しかw
 自分が大前提を肯定して論理展開していたくせに、自ら全否定するのかよw

 随分と無駄に長い前技だなw

Posted by Virtue at 18:07 | 静岡 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑学/雑感
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