2006/11/30

小室哲哉>>>坂本龍一

 過小評価のTKと過大評価の教授。

 教授と違って作曲能力も作詞能力も遙かに高いし、もうちょっと評価されてもイイと思うんだけどね。
 まぁ作詞に関しては、TMは小室みつ子作が殆どだったし飽く迄相対的にの話だけど、教授の場合は抑もがクラシックが専門で、YMOでは総取り纏めとスポークスマン程度の役割に過ぎず、YMOが好きな人間なら其のヒット曲の殆どが高橋幸宏や細野晴臣の手によるものだと知っている。
 小室哲哉も過去にインスツルメンタルも手掛けているが、楽曲内での楽器のマッピング一つとっても教授より洗練されている。

 只一つ劣る点があるとすれば、生楽器の音を知らなさ過ぎる点。
 知らないと言うよりは、「CD音質に載せられる音源なんて所詮こんな程度だし、どーせ餓鬼はラジカセで聞くだけだから此の程度で十分だ」と高を括って楽器のクオリティを蔑ろにして来た事。
 勿論、作曲能力が高いからこそ其れが通用したわけで、彼にとって其れ位と言ってしまえば其れ迄なのだが、其れを低音増強で誤魔化す事もせずありの侭音楽表現に使うという持ち味の活かし方はまさに巨匠其の者だ。
 但矢張り、ミュージシャンに限らず本来プロとしての成長過程に於いて「クオリティを磨く」という事が如何に重要か、其れは我武者等に進んで来た者が一時的な一種の息抜きの様な潜伏期間的ステップを踏むべき時期であり、其の時期に彼は其れを飛び越え若しくはヒット曲を作らなければならないという強迫観念に駆られイケイケドンドンでヒットに拘り続けた為に、其れと同時にゴミの様なプロデュース曲も数多く排出し、結局其の自ら生んだ其れ等音楽や行動によって音楽界に与えた影響が天に唾を吐く様に帰って来て、結果的にヒット以上の汚名も被る事になったのは否めない。

 特に鈴木亜美の曲に見られる様な、メロディ・ラインに字余りな歌詞を載せた、載せたと言うより無理矢理詰め込んだ諄い歌は糞としか言いようが無かった。
 恐らく彼にとって「プロデュース」は、小室哲哉の人の善さやサービス精神旺盛な人間性によるものだと思うが、矢張り其れよりも小室本人がメンバに含まれグループで、皆で一緒に活動した方が方向性としては合っていると思った。
 無論ソロが向かなかったのは本人が一番自覚している筈だし、とは言っても彼の究極の叶わぬ夢としては、作詞作曲は勿論の事、歌って踊れて楽器も弾けるオール小室哲哉のグループだろうけどw

 個人的には、潜伏期間に生楽器拘った『吸血鬼ハンターD』と『天と地と』のサントラのハイ・クオリティ版を再リリースして欲しかった。
 結局そういう時期に彼は、ピアノによる元々能力の高いメロディ作りに固執し、同時にピアノの腕も一生懸命磨いていた。
 ヒットの鍵はメロディであろうが、ヒットに乗って来たファンが成長して必然的に次ぎに求めるのは矢張り質であり、作る側がアフタ・ケアもせず新たなファンばかりに次々目を向け求めていては、自転車操業と一緒でいつかは破綻する。
 否、既に破綻したか。
 勿論同じ曲ばっかでも進歩が無いので破綻する。
 TM時代は本人も若かったし対象年齢を気にする必要は無かったのだろうが、もう小室クラスになれば、別に、十代に媚びてチャート入りを狙わなくてもいいと思うのだが、ヒットの快感が忘れられないのか未だに依存症の様に其れを求めている節がある。
 流行無視で好きな事だけやってれば、其れに見合った人間が勝手に着いて来ると思うのだが、彼は今何がしたいんだかよくわからんね。

Posted by RobotBoy at 18:32 | 静岡 ???? | Comment(1) | TrackBack(0) | 言動分析名簿
この記事へのコメント
坂本をあまり知らない人の意見だということだけは良くわかった。
Posted by L at 2007/10/22 02:30
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