楽曲:Eloi(イーロイ)<試聴>
歌詞:http://www.langmaker.com/eloi.htm
作者:Klaus Badelt(クラウス・バデルト)
此の映画のサントラ担当はクラウス・バデルト氏で楽器のバランス感覚がピカイチで、スタジオかホール録音かわからないが、素人でも何処に楽器が配置されているか目に浮かぶ程立体的でクリアな音源だ。
日本でも彼のファンはきっと多い筈、映画パイレーツ・オブ・カリビアンのサントラの作者でもある。
1曲目からラスト15曲目迄映画と同じ壮大なドラマが展開する。
看板曲は上記のイーロイ族が歌う「Eloi」と「I Don't Belong Here」だろう。
テレビでも結構使われているので聞いた事も有る筈。
昨今クラシック・ブームらしいが、餓鬼の頃に音楽の授業で散々無理矢理聴かされた嫌な思い出のオーケストラよりも現代音楽で聴いた方が楽しい。
何より現存する人間だし、バデルトの楽曲なら教科書に載っけても全く可笑しくない。
そしてタンノイ・クラスの馬鹿でかいスピーカで、耳だけで楽器配置当てクイズみたいな楽しい授業を展開して欲しいなとか思う。
映画の方は借りるより買った方が好いんじゃないかと思う位しょっちゅう安売りされていて、いつでも入手可能な感じだが、サントラが中々見付け難く再販もされていない様なので買える内に買って於いた方がいいかも。

勿論映画だって面白い。
監督は原作になっているSF作家「H.G.ウェルズ」の曾孫で、過去の幾つか作られた歴代のタイム・マシンの中で一番不評らしいが、映像美や音楽による世界観の演出は一番だと思う。
特にCGの使い方が非常に美しく、寧ろ作曲家クラウス・バデルトの為に作られた映画、PVじゃないかと思ってしまう位だw
其れだけでも十分満足行く。
只、青系のパッケージングが気に入らない。
黄金色に輝くタイム・マシンのイメージに合わせた、サントラと同じ黄系が相応しいと思う。

追伸:
因みに国内盤サントラが此。

つまり国内盤は青色パッケージでセールスしてたんだな。
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