『HHKB(Happy Hacking Keyboard)』で名を馳せた、キー・タッチに五月蠅い人なら誰でも知っている会社と思うが、サンワ・サプライの高級・高品質版と云った程度の認識だろう。
世間に御目見得しだしたのは其のUNIX系のプログラマを対象にしたキーボードを出した頃だが、当時Mac系の雑誌でも頻繁に取り上げられていた。
まぁそうは言っても、Macでさえキーボード付属は当たり前の時代でどれ程マカーの間に普及したかはわからないが、機械式スイッチ+USキーボードという利点がウケていたのは確かだった。
何せ高価だし、幾らコンパクトでも両手でブラインド・タッチするプログラマと違い、グラフィック系が大半なので左手打ちが多いから、USキーボードと言えどもリターン・キーが小さく、10キーが無いのも頂けなかった。
しかもリターン・キーは大きければ好いと言う物ではなく、形状は左右反転のL字型が理想なのだが、其の大半は左右反転のF字型という無駄にでかいだけである。其れはPFUのHHKBも例外ではなかった。
只そんな自分にも「こ、此は・・」というビビッと痺れたキーボードがあった。
其れは無刻印の真っ黒な、「やっぱ日本人なら墨だろ!」と言いたくなる様なキーボードだった。
もう其のキーボードも二世代目。

尚下記は通常版の刻印モデルの様だが、プリント文字は同系色で控え目なので無印字だと不安な人には決して悪くないチョイスだと思う。

しかし相変わらず高いなw
んで久しぶりにPFUのサイトを覗いてみたんだが、そういえばURLがpfu.fujitsu.comで、富士通系列だったんだよな。
昔からキーボードと言えば富士通と云われて来たが、其の継承をHHKBでも為されているのだろうか?
そういえば昔、SF作家の高齋正先生と文通してた事があったが、親指シフトから離れられないと仰ってたっけな。
話を戻すが、新しいスキャナが出てたんだな。
PFUは元々、法人向けのドキュメント・スキャナが有名みたいだが、今回の此はパーソナル向けだろう。
一つ前の型と略一緒なのでマイナ・チェンジと言った所か、恐らくソフトウエアのアップ・グレードが中心なのだと思う。
今手元にキヤノン製のフラット・ヘッド・スキャナが有るが、縦置き出来る様にはなってるものの使う都度一々水平に寝かして面倒で邪魔臭いんだよな。
其の点此奴(ScanSnap S510)はコンパクトな据え置き型で、プリンタを使う要領で原稿をセットすれば連続で読み取ってくれる。
しかもダブル・ヘッドでカラー両面読み取り毎分18枚とある。価格は49,800円(税込)。
個人向けは個人向けでもHHKBと同じ様にプロフェッショナル向け、つまり業務用なんだな。
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