2008/02/13

フリーメイソン第三回~金剛組との対比と日本の縮図

 さて日本には、1400年もの長きに渡り現存する会社組織が在るのをご存知だろうか?
 其れが今年で創業1430年という世界最古の企業体であり宮大工会社でもある『金剛組』である。
 金剛組:http://www.kongogumi.co.jp/
 まぁ皇室典範改正問題でもそうだったが、史実を凌駕する存在に現代社会のミクロの物差しで再定義するのは子が親を決める様で好ましくないのだが、現在の揺れ動く企業組織体系の定義や価値観で見れば「一旦倒産した企業ではある」と茶々が入る前に一応付け加えておく。
 無論、其の組織体はフリーメイソンリー創立の西暦1360年より782年早い、578年創業という事になる。
 何せ聖徳太子の時代だからね、そら世界中吃驚するわなw
 早い話しが金剛組の宮大工が友愛団体として世界組織にした物がフリーメイソンと思えばいい。
 否、俺に言わせれば、寧ろ金剛組というより其れを内包する日本国家其の物がフリーメイソンなのかもしれない。
 しかもメイソンは前述した様に、設立当時の組織と可成り会員の面々、肩書きも変貌を遂げ、作る石工職人が壊す軍人だらけと来れば、シンボル・マークの意味もへったくれもあったもんじゃない。
 其れに控え金剛組は粛々と宮大工業に勤しんでいる。
 但しバブルの時代に一度其の道から踏み外し大失敗、其れを教訓に原点回帰し復活した。

 さて、フリーメイソンの職人と金剛組の職人の質の違いが何だかおわかりだろうか?
 其れは前者の石工と後者の木工という違いであり、其れは即ち石か木かという素材に対する向き合い方、スタンスの違いにある。
 此は現在の軍人メイソンよりも現存する石工に見れば明らかだ。
 此迄述べて来た内容を念頭に、ガウディに代表される近代石造建築と幾数百年守られる社寺木造建築の違いについて考えてみてください。
 同じ「作り続ける」でも前者後者では其の思想の具現方法に大きな違いがあるでしょう。
 前者は建築素材が石なので劣化こそすれど腐る事は無い。
 後者は建築素材が木なので劣化もすれば腐敗もする。
 即ちライフ・サイクルに数百年もの大きな違いを孕んでおり、後者は常に保守整備・修復という手間が掛かり、常に宮大工を必要とされる為、技術の継承という後継者育成が伝承として数百年も行われて来た。
 此が木造建築の文化を風土とする日本に於ける一つの経世済民モデル・ケースである。
 其の一方、前者では中中壊れないので職人の技術継承と維持が難しい。
 しかもほんの少しずつ劣化変化して行くので、アハムービーの様に元の状態がどうであったか違いを見分け辛く、例え修復を想定して記録を残していたとしても其れを見るのは百数十年以上も後であり忘れ去られたタイムカプセルの様に保管場所を忘れ紛失、大きな損傷に漸く気付いて其のソースの発掘に又数年を要し、オリジナルの再現が困難になってしまう。
 だから石工職人の技術を絶やさない様にするには、戦争でもして新境地を次々と開拓して行くか、911の様に自国でテロに見せ掛けてビルを爆弾で吹っ飛ばして解体する位しか方法が無いのである。

 其の人為的意図的破壊による文明の加速性に気付いたのが他成らぬアントニオ・ガウディで、其のアンチテーゼとして戦争せず平和主義を貫き実践し託したのが、スペインのバルセロナで彼の死後も未だに職人の継承と共に作り続けている聖家族贖罪教会『サグラダ・ファミリア』の建設なのだ。
 従って此だけ建設期間が長ければ、流石の屈強な石造建築でも完成した傍から修復作業を要するので「一生完成しない作り続ける建築」となるのである。
 此こそが究極の理想とする石造文化に於けるアブラハム宗教の経世済民モデルではないだろうか、まさにガウディは天才である。

 実はそうしたスタンスを持ち実践した建築家がもう一人居る。
 其れが丹下健三である。
 氏はガウディの様な有機的価値を木材でも石材でもない金属材から見出し、解体と再利用を想定したリサイクル建築で都市計画を実践した人物だ。
 しかもメイソンが作った国連の日本支部のビルも氏の手掛けた作品である。
 無論此迄述べたガウディを含めたこうした見解は、当ブログ発であり、特に言葉も通じない欧米人の知る所ではない故、戯言(たわごと)というレベルの話である。

 更に付け加えると、ガウディが偉大な事には変わり無いが、そうした「万物が崩壊に向かう傾向にある」というエントロピーに由来する考え方、哲学は、巨匠ガウディや丹下より遙か以前から日本に存在していた思想なのだ。
 其れも土着文化の風習の様な潜在意識的無自覚さに留まらず、知識としてハッキリ意識的に自覚した形で其の証拠が存在するのだ。
 其れが日光東照宮に在る『逆さ柱』だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%86%E6%9F%B1
逆柱
逆柱(さかばしら)は、木材を建物の柱にする際、木が本来生えていた方向と上下逆にして柱を立てることを言う。逆さ柱(さかさばしら)とも呼ぶ。

古来より逆柱にされた木は、夜中になると家鳴り等を起こすとも言われていた。また、家運を衰微させるほか、火災などの災いや不吉な出来事を引き起こすと言われており、忌み嫌われていた。

逆さにされた柱からは木の葉の妖怪が出現する、もしくは柱自体が妖怪と化すという言い伝えも存在する。

魔除けの逆柱
日光東照宮の陽明門はこの逆柱があることで知られている。柱の中の1本だけ、彫刻が逆向きになっているため、逆柱であることがわかる。しかしこれは誤って逆向きにしたわけではなく、「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という伝承を逆手にとり、わざと柱を未完成の状態にすることで災いをさけるという、言わば魔除けのために逆柱にしたとされており、妖怪伝承の逆柱とは異なるものである。

 実は其の木と石の構造物の違いがユネスコの世界遺産の認定の際、石文化を基調とする欧米人に中中理解して貰えず、日本サイドが非常に苦悩したという歴史を持つ。
 つまりアジアの文化を持つ日本がユネスコ入りする迄は、木造建築の認定という前例が無かった。
 何故ならユネスコの委員達は、日本の古代建築を見るや否や「此って木造だよね?しょっ中建て替えてるからちっとも古くねーじゃん」と認定を突っぱねて来たのだ。
 其処で日本側は木造文化について粘り強く説明し理解を求めた。
 すると欧米人等も終いには「木造建築を日本の宮大工達は、何百年もの長きの間、何世代にも渉って技術を受け継ぎ、建設当時の状態と寸分狂わず修復し現代迄保守・維持し続けて来てたのですか!此は古典芸能の能と同じ伝承の世界だ!!スーパー・ミラクル&ファンタジックなレストア文化!!!日本の神社仏閣スーパースゲエ!!!!」という事で漸く認められる様になった。

 因みに金剛組は歴とした神仏習合企業である。
 朝鮮半島の当時百済から渡来した三人の宮大工の内の一人である金剛重光(柳重光)が始まりだが、つまり半島が仏教を棄て、職人を蔑視する第三次産業重視の儒教国に移行する前に寺院建築技術が日本で生き長らえたのである。
 無論来日の段階では単なる大工を生業とする仏教徒であったが、彼は日本の風土に馴染み神を保守する仏教徒として聖徳太子に仕えた。
 日本で何故、本来は仏陀(=釈迦)の提唱する哲学で禁止されている偶像崇拝が広まっているのかいうと、無論他国の仏教美術や仏像文化の影響もあるが、他から輸入するだけではなく自ら製品として作り上げようというモノ作り精神を含め、其れを容易く受け入れられる風土基盤があったからであり、其の仏像という名の偶像を神に見立て拝む事で土着信仰の神と習合しクリアして来たのである。
 故に一月の仕事始めを見るとよくわかるが、最古の企業である金剛組を初めとする多くの建築業社やゼネラルコンダクタ(=ゼネコン)は、『曲尺を持つ聖徳太子像』を大工の神様として信奉し崇めている。
 そしてそうした象徴は、コンパスに直角定規というフリーメーソンのシンボル・マークとも共通するのである。
 即ち彼等大工が『食・衣・住』の「住」を派生とする経世済民モデルの一つを築き、日本国家たる「家」を数千年も支え、だから初めの方で、「寧ろ日本国家其の物がフリーメイソンなのかもしれない」と云ったのである。
 敢えて経世済民と経国済民の四字熟語を使い分けるなら、前者がメイソンと経団連で後者が日本国という事になるだろう。
 そしてメイソンの各国の支部であるグランド・ロッジは日本の都道府県庁に相当する。
 従って多神教・多国籍の下に集うメイソン思想に対し、汎神教(=多神教)の土着信仰に基づき仏教哲学と習合する日本思想は、まさに世界の縮図として今日迄息づく、世界最古の国家である我が日本に存在するのである。


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Posted by Virtue at 19:45 | 静岡 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 論文用
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