フェラーリ衝突 男女2人けが 富士の東名高速
05/12 08:26
11日午前9時20分ごろ、富士市伝法の東名高速道路上り線で、岐阜市則武中、会社員(43)が運転するイタリアの高級車フェラーリがガードレールや観光バスに衝突した。会社員が頭を強く打ち重体、助手席の女性があごの骨を折るなど重傷を負った。
県警高速隊の調べでは、フェラーリが追い越し車線から走行車線へ車線変更しようとして路肩のガードレールに衝突した後、走行車線を走っていた観光バスの左側面にぶつかり、再びガードレールに衝突した。同隊は会社員がハンドル操作を誤ったとみて原因を調べている。現場は富士インターチェンジの手前約700メートルでほぼ直線。観光バスは日帰りツアーで掛川から箱根に向かう途中で、乗員2人、乗客29人にけがはなかった。
事故の影響で、現場付近を先頭に最大で約2キロ渋滞した。
恐らく此の日行われたコーンズ主催のフェラーリ・フェスティバルに参加に向かう途中だったんだろう。
クルマはホイール推定でF355、多分屋根は救出時に切ったっぽいのでベルリネッタ。
さて、写真を見ると運転席がガードレールの反対側へ潜っている。
恐らく助手席の女性の顎は、ガードレールに弾かれた運転手の男性の頭突きで碎けたんだと思う。
何れにしてもよく即死じゃなかったなと、メット被ってたら普通に無傷だったな。
しかしあんな華奢なクルマでロールバーも組まずによく飛ばすよな。
低いギヤでファ〜ンとフェラーリ・ミュージックを奏でながら、観光バスをオーバーテイクした後、スタリングを切りながら乱暴な加減速をしたんだろう、雨降ってると簡単にスピンするよ。
タイヤの溝がちゃんとあろうと、タイヤ自体が太いから関係無い。
其れはそうと、何故日本の高速道路では此の様にピンポンクラッシュが発生するのか。
無論こんな事故は日本以外では起こらない。
もっと言えば、日本の峠でも起こらない。
理屈は簡単、ガードレールをガードする縁石が設けてあるからだ。
要はガードレールが壊れない様、其れを守る為に、一段高く奉っているのだ。
皆さんの中にも余所見や居眠り運転か何かで、一般道の歩道の縁石にぶつけて弾かれた経験は無いだろうか。
本来なら峠で走り屋のクルマがガードレールに刺さる様に、衝撃を十分吸収してくれる筈なのに、車輪が縁石にヒットし再び走行車線へ弾き返され、後続車を巻き沿いに多重事故で二次被害が発生する。
つまり此れは交通事故のリスクを何処に負担させるかと言う哲学の違いである。
要するに日本は、今は民営化だが、「お国の道路に傷は付けるな、衝突エネルギは後続の大前等愚民共でシェアしろ。被害が拡散するって?衝撃の分散と言って貰いたいな!」という事だ。