図は大きく5ブロックに分けられ、各ブロックは3ファクタから成る7セクタで構成されており、図1>図2>図3>図4>図5の内包関係にあり、それぞれのセクタも各位置に相当し、外周から中心部へと集約される。
図1
風土とは、地質・気候・地形をプラットホーム(=基盤)とする自然との連係であり、其の環境に囲まれて生きる人々によって習慣化の大枠となる文化(風俗)が形成される。
図2
文化(風俗)とは、食・衣・住であり、其れに関連する作法(仕合わせ)が生まれ、また其れが習慣化されたのが習俗(風習)である。
図3
習俗(風習)が発達すると、労働・言語・自治が確立されて行き、また其れ等を円滑に進める為に礼節が生まれ、其れが広く習慣化されると文明へと発展、その祭事が神道の原型であり、其れを司るのが後の天皇の原型である。
従って神道は国教であり、天皇とは現存する世界最古の芸能人であると言える。
図4
文明は、労働が経済、言語が学問、自治が政治へ、そして礼節は画一的な儀礼へと変化して行き、国家という共同体が形成されて行き、そして他国第三者である中国によって我が国は国家であると認知され、体系化された信仰を宗教であると自覚し神道となり、天皇という称号及び皇統継承法を倣い今日に至る。
図5
国家とは、立法・司法・行政が基盤となっている。
立法の本質は、共同体を運営させる為に経済的活動から税として効率よく資金を調達するところにある。
従って国会議員と経済活動の長たる企業経営者は切っても切り離せない関係にあると言えるわけだが、其の税のバランスを考え法を定立させるのが立法機関の国会である。
そして共同体運営の本質は自治であり、政治として法を施行するのが即ち行政で、其の機関を束ねているのが内閣である。
そして司法は学問・言語を駆使し法に則って其れを適用するという、法を司りし人が人を裁く場が司法機関の裁判所である。
また其れ等三権は法律の鎖によって相互補完仕合って繋がり、国民の共通認識のお約束事として守り護られている。